遠くの親類より近くの他人(読み)トオクノシンルイヨリチカクノタニン

デジタル大辞泉 の解説

とおくの親類しんるいよりちかくの他人たにん

遠方にいる親類よりも近隣にいる他人の方が頼りになる。また、疎遠な親類よりも親密な他人のほうが助けになる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 の解説

遠くの親類より近くの他人

遠方に住む身内よりも、日常のつきあいのある隣近所の他人の方が頼りになる。

[使用例] 遠い親類より近くの他人さ、これからはなんでも相談して下さいよ[平岩弓枝旅路|1967]

[解説] 「親類」は、古くは「親子」といい、後に「一家」や「親類」へと変化しました。近隣同士のつきあいを重視する感覚は、都市生活の発達に伴って生まれたものでしょう。

[類句] 遠き親子より近き隣/遠い一家より近い他人

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

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