精選版 日本国語大辞典 「遙遙」の意味・読み・例文・類語
はる‐ばる【遙遙】
[1] 〘副〙
② 広い空間がひろがっているさまを表わす語。ひろびろと。
※源氏(1001‐14頃)御法「はるばると広き野の所もなくたちこみて」
③ 程度がかけはなれているさまを表わす語。はるかに。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)七「はるはる此の二人にました物ぞと英をほめたぞ」
④ 時間的に久しく間をあけているさまを表わす語。久々に。
※太平記(14C後)二四「天台の血脉は、師子尊者に至て絶たりしを、緬々(ハルハル)世隔て」
[2] 〘形動〙
① 距離が遠く隔たっているさま。
※土左(935頃)承平五年二月五日「松原目もはるばるなり」
② 時間が隔たっているさま。久々。
よう‐よう エウエウ【遙遙】
〘形動タリ〙 距離・時間がはるかに隔たっているさま。遠く離れているさま。
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