普及版 字通 「道(漢字)」の読み・字形・画数・意味
道
常用漢字 12画
(旧字)
13画
[字訓] みち・みちびく・いう
[説文解字]
[金文]
[字形] 会意
首(しゆ)+(ちやく)。古文は首と寸とに従い、首を携える形。異族の首を携えて除道を行う意で、導く意。祓除を終えたところをという。〔説文〕二下に「行くのなり」とし、会意とするが、首に従う意について説くところがない。(途)は余(はり)を刺して除道すること、路は神を降格して除道すること。道路はまた邪霊のゆくところであるから、すべて除道をする。その方法を(術)という。は呪霊をもつ獣(朮(じゆつ))によって祓う意で、邑中の道をまた術という。そのような呪法の体系を道術という。
[訓義]
1. みち、みちをきよめる、みちびく、ひらく。
2. とおる、みちゆく、ゆく、かよう。
3. ことわり、はたらき、てだて、おしえ、道理。
4. したがう、おこなう、よる、ただしい。
5. いう、かたる。
6. 道術、道教、道士、才芸。
7. 行政単位。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マサシ・イフ・オモハク・ノリ・ヨル・テタツ・トク・コトハル・アサシ・ツネ・トモ・オホシ 〔字鏡集〕 ヨシ・シタガフ・ハジメ・ツネ・アサシ・フム・オモハク・トク・コトハル・テタツ・ミチ・イフ・ノリ・オコナフ・トホル・トモ・マサシ・ツネ・オホシ
[声系]
〔説文〕に声として(導)など二字を収める。金文のは寸に従う形で、除道して導く意を示す。・はもと一字であった。
[語系]
・duは同声。もと一字であったが、のち分化して名詞と動詞という関係で用いる。
[熟語]
道衣▶・道意▶・道引▶・道院▶・道嫗▶・道▶・道家▶・道化▶・道学▶・道冠▶・道観▶・道気▶・道幾▶・道揆▶・道義▶・道誼▶・道▶・道具▶・道君▶・道訓▶・道径▶・道契▶・道芸▶・道玄▶・道言▶・道姑▶・道▶・道左▶・道山▶・道士▶・道師▶・道次▶・道辞▶・道者▶・道▶・道釈▶・道樹▶・道術▶・道書▶・道上▶・道場▶・道心▶・道神▶・道人▶・道枢▶・道数▶・道説▶・道蔵▶・道側▶・道俗▶・道体▶・道達▶・道帙▶・道中▶・道聴▶・道程▶・道途▶・道統▶・道徳▶・道念▶・道破▶・道拝▶・道伴▶・道畔▶・道費▶・道標▶・道布▶・道風▶・道服▶・道辺▶・道法▶・道旁▶・道傍▶・道本▶・道味▶・道腴▶・道▶・道友▶・道理▶・道里▶・道流▶・道力▶・道路▶・道▶・道論▶
[下接語]
悪道・佚道・遠道・王道・枉道・華道・街道・外道・閣道・学道・喝道・貫道・間道・危道・軌道・鬼道・棊道・道・求道・衢道・径道・敬道・芸道・剣道・乾道・権道・古道・故道・公道・弘道・交道・光道・行道・坑道・皇道・香道・黄道・講道・坤道・左道・茶道・載道・参道・桟道・士道・市道・至道・師道・斯道・失道・車道・邪道・守道・儒道・修道・柔道・循道・順道・除道・小道・称道・唱道・樵道・常道・食道・臣道・神道・人道・水道・隧道・世道・正道・成道・赤道・善道・祖道・大道・達道・地道・治道・中道・鳥道・直道・鉄道・天道・伝道・当道・同道・得道・入道・覇道・悖道・廃道・半道・非道・媚道・不道・父道・婦道・武道・複道・仏道・聞道・弁道・歩道・舗道・報道・魔道・妙道・無道・明道・幽道・甬道・要道・陽道・楽道・吏道・履道・両道・糧道・輦道・論道
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報