過食疝(読み)かしょくせん

世界大百科事典(旧版)内の過食疝の言及

【疝痛】より

…とくにウマでは感受性が強く,腹痛が急性の場合には,患馬は不穏状態を示し,前搔き(まえがき),腹部蹴り,かがみ込む,突然倒れるなどの動き,また発汗,心拍数増加,排尿様異常肢勢,膁(ひばら)部を見つめるなどの症状を呈する。穀物を一度に過食すると,急激な胃拡張を起こし,重篤な腹痛を起こし,さらに全身的なショックをまねくことがあり(過食疝),この場合ときには胃破裂をまねき致命的なこともある。発汗時,冷水の飲用とか共進会などへの出場によるストレスなどで間欠的な腸の痙攣(けいれん)性収縮をきたすこともある(痙攣疝)。…

※「過食疝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」