精選版 日本国語大辞典 「遍」の意味・読み・例文・類語
あまねわ・す あまねはす【遍】
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一〇「示現して能く十方に周(アマネハシ)たまふ」
あばね・し【遍】
〘形ク〙 =あまねし(遍)
※法華義疏長保四年点(1002)序「人天六趣並(アハネク)皆仏と成る」
へん‐・す【遍】
〘自サ変〙 すみずみまでゆきわたる。
※今昔(1120頃か)二〇「毒の瘡身に遍して、膚乱れ爛れて」
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