遊年(読み)ユウネン

デジタル大辞泉 「遊年」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ねん〔イウ‐〕【遊年】

陰陽道おんようどうで、八卦はっけに配当し、人の年齢によって、建築旅行移転・結婚などを避けなくてはならないとする方角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遊年」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ねん イウ‥【遊年】

〘名〙 八卦忌の凶方の一つ。年によって、その人の造作(ぞうさく)出行・移転・嫁取りなどを忌み避けなくてはならない方角の名。八年に一回あるが、その該当年次は生年によって異なる。八卦忌の基準となるもので、忌方の中では特別の存在であり、吉方(えほう)にもなる。遊年の方。ゆねん。ゆいねん。
口遊(970)「次拝大歳、次大将軍、次歳徳、次天道、次天徳、次月徳、次天一(なかがみ)、次太白、次遊年、次生気」
浮世草子・好色通変歌占(1688)追加「八月遊年なれば、あそびてよし」 〔五行大義‐五・二三・二・論人遊年年立〕

ゆ‐ねん【遊年】

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