逸る(読み)ハヤル

デジタル大辞泉 「逸る」の意味・読み・例文・類語

はや・る【逸る/早る】

[動ラ五(四)]
あせる。「心が―・る」
勇みたつ。「血気に―・る」
[類語]勇む奮う気負う急き込む勇み立つ奮い立つ猛る焦るせく気が急くテンパる焦燥焦慮焦心荒れる荒らすすさむすさぶ苛立ち苛立つかりかりじりじりやきもきむしゃくしゃむずむずうずうずじれる苛つく業を煮やす痺れを切らす歯痒いじれったいもどかしい辛気臭い苛立たしいまだるっこいまどろっこい躍起隔靴掻痒いらいら尖る

そ・る【逸る】

《「反る」と同語源》
[動ラ四]
鳥が手もとから離れて飛び去る。
「争へば思ひにわぶるあま雲にまづ―・る鷹ぞ悲しかりける」〈かげろふ・中〉
思いがけない方へ向かう。それる。
「このごろ、御心―・りでて、化粧ばやりたりとは見ゆや」〈落窪・一〉
[動ラ下二]それる」の文語形

はぐ・る【逸る】

[動ラ五(四)]はぐれる2」に同じ。
「取り―・っては一生にまた出逢うことは覚束おぼつかないなれば」〈露伴五重塔
[動ラ下二]はぐれる」の文語形。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android