連歌懐紙(読み)れんがかいし

世界大百科事典(旧版)内の連歌懐紙の言及

【懐紙】より

…また奈良春日若宮の神官と若宮ゆかりの人々による《春日懐紙》(鎌倉時代)は,紙背に《万葉集》が書写されていることで知られる。連歌懐紙は鎌倉中期に最古のものがみられ,水引でとじ,表紙からただちに書き始めることが普通であり,俳諧にもうけつがれて江戸時代まで書式,形式が続いた。懐紙は自詠自筆になるものであるため,文学史上はもとより,書道史上においてもその価値は大きい。…

※「連歌懐紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」