逢坂剛(読み)オウサカゴウ

デジタル大辞泉 「逢坂剛」の意味・読み・例文・類語

おうさか‐ごう〔あふさかガウ〕【逢坂剛】

[1943~ ]小説家東京の生まれ。本名中浩正なかひろまさスペイン通として知られ、現代スペインを舞台にした「カディスの赤い星」で直木賞受賞。他に「斜影はるかな国」「さまよえる脳髄」「クリヴィツキー症候群」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「逢坂剛」の解説

逢坂剛 おうさか-ごう

1943- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和18年11月1日生まれ。中一弥の次男博報堂につとめながら現代のスペインを舞台にした作品をかき,「カディスの赤い星」で昭和62年直木賞,日本推理作家協会賞,日本冒険小説協会大賞。平成9年から執筆専念。「さまよえる脳髄」などの精神分析をテーマにしたサスペンスもある。25年日本ミステリー文学大賞。27年「平蔵狩り」で吉川英治文学賞。東京都出身。中央大卒。本名は中浩正。

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