逡巡(読み)しゅんじゅん

精選版 日本国語大辞典 「逡巡」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐じゅん【逡巡】

〘名〙 (形動タリ) しりごみすること。決断がつかないでぐずぐずすること。ためらうこと。また、そのさま。
経国集(827)二〇・紀真象対策文「下舂易斜、逡巡無言之地
※俳諧・蕪村句集(1784)春「ゆく春や逡巡として遅さくら」 〔荘子‐譲王〕
[補注]「色葉字類抄」には「逡巡 タタスムナリ シュンスン」とある。

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デジタル大辞泉 「逡巡」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐じゅん【×逡巡】

[名](スル)決断できないで、ぐずぐずすること。しりごみすること。ためらい。「大学に進むべきか否か逡巡する」「遅疑逡巡
[類語]躊躇ためらい猶予遅疑二の足を踏む

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普及版 字通 「逡巡」の読み・字形・画数・意味

【逡巡】しゆんじゆん

あとずさり。ためらう。〔後漢書、張覇伝〕時に皇后の兄~(とうしつ)、當名行を聞き、與にはりを爲さんと欲す。、逡して答へず。衆人、其の時務を(し)らざるを笑ふ。

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