造酒児・造酒童女(読み)さかつこ

精選版 日本国語大辞典 「造酒児・造酒童女」の意味・読み・例文・類語

さか‐つ‐こ【造酒児・造酒童女】

〘名〙 大嘗祭(だいじょうさい)のとき、神にそなえる御酒(みき)斎庭(ゆにわ)で醸(かも)す乙女。斎田に決められた郡の郡司の娘を卜定して選び、上京させ奉仕させる。
儀式(872)二「造酒童女一人 以当郡大少領女未一レ嫁卜食充之神語佐可都古」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android