通模倣(読み)つうもほう

世界大百科事典(旧版)内の通模倣の言及

【対位法】より

…16世紀には諸声部の均等化が進み,ある声部の主要な楽想を他の声部が模倣する〈模倣対位法imitative counterpoint〉が発達した。この模倣が楽曲を構成するすべての声部間で行われるとき,それを特に〈通模倣(つうもほう)Durchimitation〉という。この手法は16世紀のモテットやミサ曲で多く用いられ,17~18世紀のフーガへと結晶する。…

※「通模倣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」