普及版 字通 「途(漢字)」の読み・字形・画数・意味
途
常用漢字 10画
(旧字)
11画
[字訓] みち
[字形] 形声
声符は余(よ)。余に(と)の声がある。〔玉〕に「路なり」とみえる。古くはを用い、卜文にに作り、漢碑にもなお「陸」のようにいう。余は把手のある針器。これで地を刺して祓除することを除道という。除は聖所の地を祓う意。水に対して行うを、道路に対しては途といった。
[訓義]
1. みち。
2. 字はまたに作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ミチ・アト・ハシ
[語系]
・・塗da、除diaは声義近く、また(唐)dangは中の道。みな除道を加えたところをいう。
[熟語]
途軌▶・途窮▶・途径▶・途次▶・途術▶・途上▶・途飾▶・途人▶・途説▶・途側▶・途炭▶・途中▶・途程▶・途轍▶・途陌▶・途半▶・途旁▶・途路▶
[下接語]
夷途・畏途・異途・一途・官途・宦途・危途・帰途・羈途・旧途・究途・窮途・遇途・険途・後途・荒途・仕途・使途・失途・首途・殊途・出途・世途・征途・先途・前途・壮途・多途・坦途・中途・長途・騁途・当途・登途・道途・半途・攀途・別途・方途・名途・命途・迷途・冥途・目途・門途・用途・要途・吏途・旅途
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報