逃遁(読み)トウトン

デジタル大辞泉 「逃遁」の意味・読み・例文・類語

とう‐とん〔タウ‐〕【逃×遁】

にげること。
「―の一途あるのみ」〈花袋一兵卒銃殺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逃遁」の意味・読み・例文・類語

とう‐とん タウ‥【逃遁】

〘名〙 のがれること。にげること。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
※一兵卒の銃殺(1917)〈田山花袋〉三〇「逃遁の一途あるのみである」 〔戦国策‐燕策・恵王
[補注]「文明本節用集」には「逃遁 テウトン」とある。

にげ‐のが・れる【逃遁】

〘自ラ下一〙 にげのが・る 〘自ラ下二〙 逃げ去って免れる。逃げてその場を去る。遁逃(とんとう)する。
今昔(1120頃か)四「人間(ひとま)を伺て此の龍樹菩薩は相ひ構へて宮の内をば迯げ遁れ給ひぬ」

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