デジタル大辞泉 「退転」の意味・読み・例文・類語 たい‐てん【退転】 [名](スル)1 仏語。修行を怠り、一度得た悟りを失って低いほうに落ちること。2 落ちぶれて他の地へ移ること。「商売をやめて深川佐賀町の寮に―した」〈万太郎・末枯〉3 中断すること。「矢叫びの声の―もなく、鏑かぶらの鳴り止むひまもなく」〈平家・四〉4 しだいに衰えること。「谷々の講演摩滅して、堂々の行法も―す」〈平家・二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例