退社(読み)たいしゃ

精選版 日本国語大辞典 「退社」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゃ【退社】

〘名〙
会社従業員がその会社をやめること。
野心(1902)〈永井荷風〉四「彼が今日新聞社社長と面白からぬ間となって退社する事にした次第と云ふのを」
社員が仕事を終えて会社から退出すること。
青べか物語(1960)〈山本周五郎〉白い人たち「こうして退社時間になると、かれらは次つぎと黙って帰り」
合名会社合資会社の社員が、会社の存続中、その資格を失うこと。
商法(明治三二年)(1899)六八条「已むことを得ざる事由あるときは各社員は何時にても退社を為すことを得」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「退社」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゃ【退社】

[名](スル)
勤務している会社を辞めること。「一身上都合退社する」「定年退社」⇔入社
その日の勤めを終えて会社から退出すること。「五時半に退社する」⇔出社

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android