近代化理論(読み)きんだいかりろん

世界大百科事典(旧版)内の近代化理論の言及

【近代化】より

… しかし,その同じ時期に,アメリカの社会科学者たちは,近代化についてのまったく別な枠組みを用意して,第2次大戦後の発展途上国の比較研究にのりだそうとしていた。のちに近代化理論と総称されるこの理論において,長期間の下からの近代化過程をもった西欧諸国と上からの近代化を余儀なくされた後発諸国や旧植民地諸国は,まったく別な歴史発展のコースをたどりつつ最終的に同じゴールに到達するものと仮定されていた。また,この歴史発展において基本的なことは,政治体制のいかんにかかわらず近代化革命を経由することによって前近代社会から〈離陸〉することであり,それに成功した後はふたたび革命的変動は起こらないことが展望されていた。…

※「近代化理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android