近代ギリシア語(読み)きんだいぎりしあご

世界大百科事典(旧版)内の近代ギリシア語の言及

【ギリシア語】より

… ローマ帝国の崩壊のあと,ギリシア語はビザンティン帝国の公用語として,またギリシア正教の言語として中世を通じて広く使用された。古典期からこの時期までの文語の伝統を守ろうとする純正派の人々の言語(カタレブサkatharevousaと呼ばれる)と,自然の変化にゆだねられた口語的な民衆の言語との間に大きなへだたりがあるために,トルコから独立した後の近代ギリシア語Modern Greekは,この二つの派の間のさまざまな選択にせまられてきた。それと同時にこの近代語は,他のバルカン諸言語に影響をあたえ,また不定法の消失などそれらと共通のいくつかの特徴を示している。…

※「近代ギリシア語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android