迅雷耳を掩うに暇あらず(読み)ジンライミミヲオオウニイトマアラズ

デジタル大辞泉 「迅雷耳を掩うに暇あらず」の意味・読み・例文・類語

迅雷じんらいみみおおうにいとまあらず

《「晋書」石勒載記上から。急に鳴りだす雷には耳をふさぐ間もないの意》事態が急に変わったので、対処する時間がないことのたとえ。疾雷しつらい耳を掩うに暇あらず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「迅雷耳を掩うに暇あらず」の意味・読み・例文・類語

じんらい【迅雷】 耳(みみ)を掩(おお)うに=暇(いとま)あらず[=及(およ)ばず]

事変があまりにも急なので、これに対処する暇がないたとえ。疾雷(しつらい)耳を掩うに暇あらず。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「突如(だしぬけ)に急立(せきた)てられて、迅雷耳を掩ふに遑あらず」 〔晉書‐石勒載記・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android