迂闊(読み)ウカツ

デジタル大辞泉 「迂闊」の意味・読み・例文・類語

う‐かつ〔‐クワツ〕【××闊】

[名・形動]
うっかりしていて心の行き届かないこと。また、そのさま。「そんな大事なことを見落とすとは迂闊だった」「迂闊にも口を滑らす」
回り遠くて実情にそぐわないこと。実際の役に立たないこと。また、そのさま。
「彼の級友に…坐禅をするものがあった。当時彼は其―を笑っていた」〈漱石
[派生]うかつさ[名]
[類語]鈍感鈍い無神経抜かり手落ち手抜かりそつ手抜き遺漏疎漏抜かるうっかりうかうかノーマーク不用意不注意無意識的散漫無自覚無感覚無責任無意識ゆくりなく知らず知らず思わず知らず思いがけず思いも寄らない思わず覚えずひょっと我知らず我にもなくついついつい不覚不意ふと図らず図らずも何気なしうかうかうかと予想外意想外ひょんな潜在意識無意

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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