輸送系(読み)ゆそうけい

世界大百科事典(旧版)内の輸送系の言及

【再吸収】より

…とくに血漿に含まれる体液の正常成分の再吸収率は高く,他方,代謝産物や異物(尿素,尿酸塩,リン酸塩,硫酸塩,クレアチニンなど)の再吸収率は低いため,後者に属する諸物質が少量の水に濃縮されて尿として排出される。生体にとって必要な物質に対しては,尿細管の細胞の管腔に面した側の細胞膜にそれらの物質を細胞内にとりこむ特殊な担体carrierが備わっており,そのような特定物質の輸送に働く機構は輸送系transport systemとよばれている。腸管吸収の場合と同様,糖やアミノ酸はナトリウムイオンNaと共輸送co‐transportされる。…

※「輸送系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android