輸租(読み)ゆそ

精選版 日本国語大辞典 「輸租」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐そ【輸租】

〘名〙 令制で、田租国家に納めること。
正倉院文書‐天平一二年(740)遠江国浜名郡輸租帳「漆伯伍拾玖町肆段弐伯壱拾陸歩、応輸租」 〔漢書‐児寛伝〕

しゅ‐そ【輸租】

〘名〙 (「しゅ」は「輸」の正音、「ゆ」は慣用音) 租税を官に納入すること。税物を納めること。また、その租税。ゆそ。〔漢書‐児寛伝〕

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デジタル大辞泉 「輸租」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐そ【輸租】

律令制で、田租を国に納めること。また、その田租。

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普及版 字通 「輸租」の読み・字形・画数・意味

【輸租】ゆそ

納税する。

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