精選版 日本国語大辞典 「輪転」の意味・読み・例文・類語
りん‐てん【輪転】
〘名〙
① 輪が回転すること。輪状に回転すること。輪のようにめぐること。また、めぐるように物事が順次に行なわれること。
※菅家文草(900頃)八・弁地震「遂有東踊西没、南震北没、如レ是輪転」
※兵範記‐仁安三年(1168)一二月四日「次令下官召輪転勘文」
※性霊集‐七(835頃)為前清丹州亡妻達親「十二之縁、輪転不絶」
※浄業和讚(995‐1335)下「われらがひさしき輪転は、かなしびてもまたかぎりなし」
④ 経典を転読すること。また、その人々。
※大乗院寺社雑事記‐文正元年(1466)七月二〇日「興弘輪転之所乗英法師所望」
⑤ 「りんてんしきいんさつき(輪転式印刷機)」の略。
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