軽軽しい(読み)カルガルシイ

デジタル大辞泉 「軽軽しい」の意味・読み・例文・類語

かるがる‐し・い【軽軽しい】

[形][文]かるがる・し[シク]
よく考えずに物事をするさま。軽率である。「―・く口外するな」⇔重重しい
粗末なさま。重々しさがない。
「いと―・しき隠れ」〈松風
[派生]かるがるしげ[形動]かるがるしさ[名]
[類語]軽はずみ軽率軽軽軽挙軽挙妄動軽薄馬鹿愚か愚かしい馬鹿らしい馬鹿馬鹿しい阿呆らしい下らない愚劣無思慮ぶしりょ無考え浅はか浅薄せんぱく浮つく

かろがろ‐し・い【軽軽しい】

[形][文]かろがろ・し[シク]
かるがるしい1」に同じ。
「彼は…―・く立ちあがろうとはしなかった」〈山本有三・生きとし生けるもの〉
かるがるしい2」に同じ。
中納言などは、年若く―・しきやうなれど」〈・若菜上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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