軽装(読み)けいそう

精選版 日本国語大辞典 「軽装」の意味・読み・例文・類語

けい‐そう ‥サウ【軽装】

〘名〙
① 簡単に包装すること。
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「其の母は貨物を軽装して之を携へ逃走せしが故に」
② あっさりした服装。活動的で身軽ないでたち。
日本外史(1827)一五「乃軽装赴伊丹、面諭村重
あめりか物語(1908)〈永井荷風落葉「軽装した若い女が馬車を馭し、馬に乗って行過ぎるが」 〔梁書‐南康簡・五〕
③ 特に、軍隊で行動を敏速にするために装備を簡単にすること。軽装備すること。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八「宜しく小隊軽装(ケイサウ)にて上京ありて然るべし」

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デジタル大辞泉 「軽装」の意味・読み・例文・類語

けい‐そう〔‐サウ〕【軽装】

[名](スル)
行動しやすいように服装や装備を簡単にすること。身軽な服装。「軽装で山に登る」
簡単に包装すること。
「其の母は貨物を―して、之を携え」〈竜渓経国美談
[類語]平服洋服和服ころも衣料品衣料衣服衣類着物着衣被服装束お召物衣装ドレス洋品アパレル略服ふだん着略装着流しカジュアルよそゆき一張羅街着礼服式服フォーマルウエア礼装正装既製服レディーメード既製出来合い吊るしプレタポルテ注文服オーダーメード私服官服制服ユニホーム学生服軍服燕尾服喪服セーラー服水兵服背広スーツ

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普及版 字通 「軽装」の読み・字形・画数・意味

【軽装】けいそう

身軽。

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