精選版 日本国語大辞典 「転回」の意味・読み・例文・類語
てん‐かい ‥クヮイ【転回】
〘名〙
① めぐりまわること。また、ぐるっとまわすこと。回転。〔いろは字(1559)〕
※漂荒紀事(1848‐50頃)四「洞の周囲は〈略〉種々の宝玉、転廻畳曲し、千状万態の奇壁を為す」
② 方向などを転じること。また、方向がかわること。
ころび‐まわ・る ‥まはる【転回】
〘自ラ五(四)〙
① =ころげまわる(転回)
※天理本狂言・抜殻(室町末‐近世初)「かなしやと云て、ないて、ころびまわって、面をはづす」
② それからそれへとめぐり歩く。転々と移動する。
ころげ‐まわ・る ‥まはる【転回】
〘自ラ五(四)〙 ころがってあちこちに動き回る。しきりにころがる。
※滑稽本・古朽木(1780)三「余りの苦しさにのた打てころげ廻れば笠が又邪魔になる」
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