軟質粘土(読み)なんしつねんど

世界大百科事典(旧版)内の軟質粘土の言及

【耐火粘土】より

…このほかにパイロフィライトAl2O3・4SiO2・H2O,ハロイサイトAl2O3・2SiO2・4H2Oを含むものもあり(パイロフィライトを主とするものを蠟石,または蠟石粘土という),いずれも粘土質耐火物の主要な原料である。日本の耐火粘土には生成年代の古いケツ岩状の硬質粘土と,新しい軟質粘土がある。前者は岩手県と九州の炭鉱地帯などに産出し,硬いために結合粘土として使用されることは少なく,塊状のまま焼成してシャモット(粘土を焼いたものをいう)として,耐火物の原料に利用する。…

※「軟質粘土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」