軍事介入(読み)ぐんじかいにゅう(英語表記)military intervention

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軍事介入」の意味・わかりやすい解説

軍事介入
ぐんじかいにゅう
military intervention

2国あるいは多数国間の紛争,1国内の内戦 (革命) などに,第三者である他国が軍事力をもってみずからの意思に従わせようと介入することをいう。武力干渉と同義。通常,正規軍の派遣をさすが,交戦中の一方に対する武器,資金の援助をも含めていう場合もある。ロシア革命への干渉を試みた日本などのシベリア出兵,1958年中東動乱におけるアメリカ,イギリスレバノンヨルダンへの出兵,68年のソ連,東欧5ヵ国のチェコスロバキア侵入,最近ではアメリカの南ベトナム出兵,ソ連のアフガニスタン侵入などがその例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android