車道(読み)くるまみち

精選版 日本国語大辞典 「車道」の意味・読み・例文・類語

くるま‐みち【車道】

〘名〙 車の通る道。また、車で行く道筋道中車路(くるまじ)。しゃどう。
説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一二「さて、ひといのくるまみち、つまのをくりの御ためにも、ひきたやな」
※めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一「其所から些し離れて、車路(クルマミチ)がうねってゐて」

しゃ‐どう ‥ダウ【車道】

〘名〙 車馬などの通行する道。また、道路で、人道または歩道に対して、特に車両が通行するように規定した区画部分。車路。
航米日録(1860)三「把納麻の車道開きしより、其地日に繁栄に向ひ」 〔史記‐封禅書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「車道」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐どう〔‐ダウ〕【車道】

道路で、車両が通行するように定められた部分。→歩道人道
[類語]みち通り往来道路街路舗道ほどう街道往還通路路上路面ロードルート

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「車道」の解説

車道
くるまみち

[現在地名]東区車道町

筒井つつい町の東方から南に延びる道路の両側に沿った細長い町。二代藩主徳川光友のとき、御下おした屋敷造営にあたり資材運搬のために道路が開かれ、町屋は主としてその西側に発生し、東側は手代・足軽などの屋敷が続いていた(尾州名古屋御城下之図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android