車屋本(読み)くるまやぼん

世界大百科事典(旧版)内の車屋本の言及

【謡本】より

…なかでも,1600‐01年(慶長5‐6)に鳥養宗が出版した金春流謡本(71曲が現存)は最初の版行謡本で,ひらがなまじりの国文学書の出版としては最も早い。宗が書写または出版した謡本は〈車屋本(くるまやぼん)〉と呼ばれる。1605‐15年には当時の謡の主流であった観世流の謡本がつぎつぎに出版され,特に桃山文化の逸品とされる豪華な〈光悦本〉(嵯峨本。…

※「車屋本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android