車を運転する人(読み)クルマヲウンテンスルヒト

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「車を運転する人」の解説

車を運転する人

 薬によっては、ねむけやもうろう感、めまいなどをおこすものがあります。このような状態で車の運転などをすると、思わぬ事故を引きおこしかねないので注意しましょう。以下に、注意すべき薬をあげます。


感冒剤かんぼうざい 感冒剤には抗ヒスタミン剤が入っているものがあり、その副作用で、ねむけ、もうろう感がおこる。個人差がある。


降圧剤こうあつざい レセルピン剤、メチルドパ剤などを使用すると、めまいやふらふら感をおこすことがある。また、降圧利尿剤の場合には、使用後1~2時間後に尿量が増えるので、しばしばトイレに行きたくなる。


血糖降下剤けっとうこうかざい 決まった時間に食事をとらなかったり、体調が悪かったりすると、低血糖がおこり、その結果として、震え、脱力、意識障害などをおこすことがある。


下 剤 下痢を誘発して、自律神経のはたらきを不安定にする。


筋弛緩剤きんしかんざい鎮痛剤 ねむけ、もうろう感、脱力などをおこす。


抗うつ剤催眠鎮静剤さいみんちんせいざい抗精神病剤 ねむけ、緊張の低下などをおこす。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android