身上・身揚(読み)みあがり

精選版 日本国語大辞典 「身上・身揚」の意味・読み・例文・類語

み‐あがり【身上・身揚】

〘名〙
遊女自分で揚げ代を払い、休養をとったり、情人と会ったりするため、客をとらないでいること。
評判記寝物語(1656)一「そさまのかいぶんに致、身あがりをいたさん」
② 自分から進んで事に当たること。転じて、思い上がり、うぬぼれること。
歌舞伎伊勢平氏栄花暦(1782)三立(暫)「向うから名指しに合はないさきに、身あがりで出てくれべい

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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