身を立てる(読み)みをたてる

精選版 日本国語大辞典 「身を立てる」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 立(た)てる

① 立身出世する。身を起こす。
将門記(940頃か)「身を立て徳を修むるには忠行に過ぎたるはなし」
生活手段とする。生活を立てる。
浮世草子好色二代男(1684)七「白かね町に身を立し時の、遣手の梅が我世を持てありける」
③ 身のあかしを立てる。わが身の潔白証拠だてる。
※浮世草子・風流曲三味線(1706)五「私の身を立てんとて、勘兵衛とよしなきいひ分仕りしゆへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「身を立てる」の意味・読み・例文・類語

・てる

立身出世する。「―・て名を揚げる」
生計を成りたたせる。「俳優として―・てる」
[類語]出世利達立身功名立身出世成り上がり成り上がる栄進昇進昇格昇任栄達昇級昇段栄転累進特進格上げ進む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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