身を任せる(読み)みをまかせる

精選版 日本国語大辞典 「身を任せる」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 任(まか)せる

① 身を投げ出して、なされるがままにする。相手の思うままになる。
曾丹集(11C初か)「なが日すらながめて夏をすぐすかな吹き来る風に身をまかせつつ」
自分の命をゆだねる。生命を託す。
勝山記‐享祿五年(1532)「いつれも経文に身をまかせ候て弓矢を取り被申候」
女性がからだを許す。
美徳のよろめき(1957)〈三島由紀夫〉九「この青年に身を委したといふ自分の精神的姿勢だけで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「身を任せる」の意味・読み・例文・類語

まか・せる

相手の思うようにさせる。
女性が相手の男性にからだを許す。

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