身のうち(読み)みのうち

精選版 日本国語大辞典 「身のうち」の意味・読み・例文・類語

み【身】 の うち

① からだの内部
※宇治拾遺(1221頃)一「利仁が宿衣をきせたれども、身の中しすきたるべければ、いみじう寒げに思たるに」
② からだの一部分。からだというものの範囲内。「腹も身のうち」
③ からだじゅう。からだ一面。
※暴夜物語(1875)〈永峰秀樹訳〉希臘王並医生銅盤の伝「忽ち周身(ミノウチ)汗を流し」
④ ごく親しい血縁関係、あるいは主従関係にある人。身内
※漢書帝紀抄(1477‐1515)文帝紀「身の中の事ぢゃほどに恩でもないの義歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android