精選版 日本国語大辞典 「蹙・縮」の意味・読み・例文・類語
しじ・める【蹙・縮】
〘他マ下一〙 しじ・む 〘他マ下二〙
① ちぢめて小さくする。ちぢめる。
※書陵部本名義抄(1081頃)「褰縮 シジム〔詩〕」
※太平記(14C後)五「御身を縮(シジ)めて臥させ給ひ」
② 減らす。省く。弱める。
③ ひそめる。しかめる。
しじま・る【蹙・縮】
〘自ラ四〙
① 伸びていたものが縮んで小さくなる。縮まる。かがまる。
※石山寺本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「五穀焦け巻(シシマリ)ぬ」
② 気持がひきしまる。
※古文真宝笑雲抄(1525)一「切蹙とは心ししまりせわしき心ぞ」
しじ・む【蹙・縮】
[1] 〘自マ四〙 ちぢむ。ちぢまる。
※玉塵抄(1563)二「蹙はししむとよむぞちいさうとりつぼめたことか」
[2] 〘他マ下二〙 ⇒しじめる(蹙)
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