蹇蹇匪躬(読み)けんけんひきゅう

精選版 日本国語大辞典 「蹇蹇匪躬」の意味・読み・例文・類語

けんけん‐ひきゅう【蹇蹇匪躬】

〘名〙 自分の身をかえりみないで君主忠節をつくすこと。→けんけん(蹇蹇)
東京日日新聞‐明治三四年(1901)一一月一三日「蹇蹇匪躬、帝国国威を発揚するに努め」

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デジタル大辞泉 「蹇蹇匪躬」の意味・読み・例文・類語

けんけん‐ひきゅう【××××躬】

《「易経」蹇卦の「王臣蹇蹇、の故にあらず」から》君主に忠誠を尽くすこと。

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四字熟語を知る辞典 「蹇蹇匪躬」の解説

蹇蹇匪躬

自分の高名富貴を考えずに、ひたすら主君に忠節をつくすこと。

[使用例] かく寝ても起きても蹇々匪躬の誠を捧げたが[矢田挿雲江戸から東京へ|1921]

[解説] 「蹇蹇」は艱難苦労すること。「匪」は「非」に同じ。「躬」は自分の身のこと。非常な苦労をするのは自分のためではない、という意味

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