踵骨（読み）しょうこつ

精選版 日本国語大辞典

しょう‐こつ【踵骨】

〘名〙 かかとの骨。かかとを形づくっている短い骨。跟骨(こんこつ)。〔解体新書（1774）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しょう‐こつ【^×踵骨】

足根骨の中で最も大きい、不正四角形の骨。かかとの突出はこの骨の隆起による。くびすの骨。跟骨こんこつ。

出典　小学館

日本大百科全書(ニッポニカ)

踵骨
しょうこつ

足根（足首）を構成する7個の足根骨の一つで、足根骨では最大である。最後下部に位置し、多角体状であるが、その後ろ3分の1は後下方に突出した踵骨隆起をつくる。この部分はヒトでとくに発達していて、かかと（踵）の大部分を占めている。いわゆる靴べらの当たる部分である。踵骨隆起の後端部には下腿三頭筋腱(かたいさんとうきんけん)（アキレス腱）が付着している。踵骨の上には距骨がのり、この2骨によって体重は支えられている。

［嶋井和世］

足の筋および腱と骨格

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)