足軽屋敷(読み)あしがるやしき

世界大百科事典(旧版)内の足軽屋敷の言及

【武家屋敷】より

…農家との違いは,門から入った正面に式台つきの玄関を構えていることと,土間が農家ほど広くないことである。武士の中でも徒士(かち),足軽などの下級者は個人的な屋敷はもらえず,徒士屋敷,足軽屋敷などと呼ばれる長屋などにまとまって住み,住宅も狭い土間に二間(ふたま)程度の部屋がつき,床の間もないのが普通であった。 武家屋敷は明治維新の後急激に消滅し,多くの城下町が第2次世界大戦の戦災を受けたこともあって,建築遺構が残っているものは,岩国・萩(山口県),佐倉(千葉県),角館(秋田県)など地方の小都市にしか例がなく,民家遺構に比べてもきわめて少ない数になっている。…

※「足軽屋敷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android