足羽県(読み)あすわけん

世界大百科事典(旧版)内の足羽県の言及

【足羽】より

…中世には郡の北西部を足羽北郡,南東部を足羽南郡と称したが,1664年(寛文4)再び元に復した。1871年(明治4)廃藩置県の際,一時(明治4年12月から同6年1月までの間)足羽県が置かれたこともあった。第2次大戦後の町村合併で,旧郡域はほとんど福井市に合併され,現在は美山町を残すのみとなった。…

【越前国】より

…1870年(明治3)天領と預地に本保県,翌年福井,丸岡,大野,勝山,鯖江,小浜の諸県が置かれた。同年11月鯖江・小浜両県を敦賀県,その他を福井県とし,12月福井県を足羽県と改称。同県は73年敦賀県に吸収され,さらに76年には敦賀郡を除く越前7郡が石川県に,敦賀郡と若狭3郡が滋賀県にそれぞれ編入されたが,81年越前,若狭の11郡が石川,滋賀県より分離独立して福井県が成立した。…

【福井[県]】より

…同年本保,福井,丸岡,大野,勝山の5県が統合して福井県(まもなく足羽(あすわ)県と改称),小浜・鯖江両県が合併して敦賀県となった。73年敦賀県は足羽県を併合,現福井県域を管轄したが,76年二分されて敦賀郡を除く越前は石川県に,敦賀郡と若狭は滋賀県に編入された。81年両県から分離して福井県が再置された。…

※「足羽県」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」