足緒(読み)あしお

精選版 日本国語大辞典 「足緒」の意味・読み・例文・類語

あし‐お ‥を【足緒】

〘名〙
① 鷹狩りに使う鷹のあしにつけるひも。あしのお。足革(あしかわ)。へお。
書紀(720)仁徳四三年九月(前田本訓)「韋(をしかは)の緡(アシヲ)を以て其の足に着(つ)け、小鈴を以て其の尾に着け」
今昔(1120頃か)一九「鷹屋に籠たる多くの鷹共、皆足緒を切り放たる烏の如くに飛び行く」
太刀足金物(あしかなもの)につけて、太刀を腰に帯びるための帯取のひも。足革。あしのお。〔後照念院殿装束抄(1327頃か)〕

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デジタル大辞泉 「足緒」の意味・読み・例文・類語

あし‐お〔‐を〕【足緒】

鷹狩りに使うタカの足につけるひも。足革あしかわ
太刀を腰に帯びるため、太刀の足金物あしかなものにつける帯取りのひも。足革あしかわ

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