足洗酒(読み)あしあらいざけ

精選版 日本国語大辞典 「足洗酒」の意味・読み・例文・類語

あしあらい‐ざけ あしあらひ‥【足洗酒】

〘名〙 中世婚礼村入り、座など集団共同体への出入りに際して、足を洗うことにかこつけて挨拶のために出す酒。また、葬儀の穴掘り役の人が、謝礼の意味で喪家からもらう酒。→足洗⑥。
大乗院寺社雑事記‐長祿三年(1459)八月一〇日「彼善陣事、於京都武家の力者に成了。〈略〉但任例足洗酒事可沙汰旨仰。善陣畏入云々」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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