足力(読み)そくりき

精選版 日本国語大辞典 「足力」の意味・読み・例文・類語

そく‐りき【足力】

〘名〙
黄表紙・福徳果報兵衛伝(1793)「果報兵衛鶴に足力(ソクリキ)をもませる」

そく‐りょく【足力】

〘名〙 歩いたり走ったりする、足のちから。脚力。そくりき
※日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉一高外人を破る「スポーツ於て主要なるものは〈略〉冷静なる頭脳及快速なる足力(ソクリョク)にあり」 〔国語‐晉語九〕

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デジタル大辞泉 「足力」の意味・読み・例文・類語

そく‐りき【足力】

足力按摩あんま」の略。

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普及版 字通 「足力」の読み・字形・画数・意味

【足力】そくりよく

足の力。〔列子黄帝胥氏の國(理想的な夢の世界)は(えん)州の西、台州の北に在り。齊國を斯(さ)ること里なるを知らず。蓋(けだ)し舟車足力のに非ず。游するのみ。

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世界大百科事典(旧版)内の足力の言及

【あんま(按摩)】より

…杉山流には盲人が多かったが,のちに創始された吉田流は目明きが多かった。《守貞漫稿》には,流しのあんまは三都とも小笛を吹いて歩く,京坂では夜間だけ,江戸では昼夜ともに回る,江戸ではふつう上下をもんで48文,店を開いて客を待つ足力(そくりき)は上下で100文,ただし,この足力あんまは京坂にはいないとしている。近代になって西洋医学によるマッサージが導入され,あんまとの手技の限界はつけにくくなり,一方,法的にも規制され,骨折,脱臼などの治療は禁止された。…

※「足力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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