精選版 日本国語大辞典
「足元から鳥が立つ」の意味・読み・例文・類語
あしもと【足元】 から 鳥(とり)が立(た)つ
① 突然、身近に意外なことの起こるさまにいう。略して「
足下から鳥」とも。
※森藤左衛門本狂言・
素袍落(室町末‐近世初)「扨も扨も急なお使を仰せつけられた。足許から鳥の立つ様なと申すがこの事でござる」
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デジタル大辞泉
「足元から鳥が立つ」の意味・読み・例文・類語
足元から鳥が立・つ
1 身近な所で意外なことが起こる。
2 急に思いたってあわただしく物事を始める。「―・つように帰って行った」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
足元から鳥が立つ
身近なところから、突然思いがけない出来事が起こるさま。また、急に思い立って物事を始めたり、あわてて物事を始めたりするさま。
[使用例] 銑之助は足元から鳥の立つように急に思い立って、自ら進んで妻をもらった[田山花袋*生|1908]
[解説] 雉子や山鳥は草むらなどに潜んでいて、人が気づかずに側まで近づいたところで突然飛び出します。突然に騒然とした状態が生じることから、身近に事が起こる、あるいは事を起こすことのたとえとなります。
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