足りる(読み)タリル

デジタル大辞泉 「足りる」の意味・読み・例文・類語

た・りる【足りる】

[動ラ上一]
過不足なく必要なだけのものがある。十分である。「眠りが―・りる」「頭数が―・りない」
何かをするのにそれで十分である。なんとか間に合う。「電話で用が―・りる」「人手は今のところ―・りている」
(ふつう、動詞の連体形に「にたりる」の付いた形で)それだけの値うちがある。値する。「信頼するに―・りる人物」「恐れるに―・りない」
[補説]四段活用の「足る」から転じ、近世から江戸で用いられるようになったもの。
[類語](1満足満悦充足飽満自足自得会心自己満足本望満ち足りる心行く堪能満喫安住安んずる甘んずる十分十全嬉しい楽しい面白い喜ばしい喜び愉快痛快結構喜悦有頂天納得慊焉けんえん三平思わしい上機嫌ご機嫌おんの字足る舞い上がる満たす気を良くする溜飲りゅういんを下げる言うことなし気に意に適ううきうきうはうはわくわくいそいそぞくぞく/(2間に合う間に合わせるえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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