越前家(読み)えちぜんけ

精選版 日本国語大辞典 「越前家」の意味・読み・例文・類語

えちぜん‐け ヱチゼン‥【越前家】

徳川家康の子、越前福井藩主、松平秀康子孫諸家の称。〔柳営秘鑑(1743)〕

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世界大百科事典(旧版)内の越前家の言及

【松平氏】より

…三河時代には〈岩津の庶家〉と〈安城の庶家の頭〉の桜井家が序列の上位をしめたが,近世において大名となったのは形原,深溝,能見,大給,滝脇,桜井,藤井の7家であった。 新しい松平一族とは,家康の次男結城秀康の子孫(越前家)と三家の庶家(連枝),秀忠以後の歴代将軍の庶子や姻戚(保科,鷹司,越智(おち)),家康の異父弟久松氏系といった将軍の血縁グループ(家門)と,非血縁グループである。後者は松平姓を与えられた家臣(奥平,大須賀,戸田,松井,依田,柳沢)と,将軍の息女を正室に迎えた外様大名(13家)という擬制的一族である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」