越前の一向一揆

山川 日本史小辞典 改訂新版 「越前の一向一揆」の解説

越前の一向一揆
えちぜんのいっこういっき

戦国期,越前国の本願寺門徒勢による一揆蜂起の総称。とくに1573年(天正元)朝倉氏滅亡後に進駐した織田信長軍を追放し,翌々年滅ぼされるまで越前一国を支配した一揆が著名。73年富田長繁が守護代前波長俊を滅ぼすと朝倉滅亡後の越前は再び内乱状況となり,一向一揆が国内を制圧。本願寺は坊官を派遣して支配を行ったが,現地勢力との対立が生じ,翌々年8月信長は再度出兵,門徒を大量殺戮して越前を再平定した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android