走書(読み)はしりかく

精選版 日本国語大辞典 「走書」の意味・読み・例文・類語

はしり‐か・く【走書】

〘他カ四〙 手早に筆を動かして文字をつづけて早く書く。すらすらと書く。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「宮のあこ君に『〈略〉』と書きて奉り給へり。〈略〉はしりかき給ふさまなど、こともなし」

はしり‐がき【走書】

〘名〙 手早に筆を動かして文字を続けて書くこと。すらすらと書くこと。また、そうして書いたもの。
※俳諧・玉海集(1656)三「風に雲やはしり書する文月夜〈元辰〉」

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普及版 字通 「走書」の読み・字形・画数・意味

【走書】そうしよ

飛脚

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