走り梅雨(読み)はしりつゆ

百科事典マイペディア 「走り梅雨」の意味・わかりやすい解説

走り梅雨【はしりつゆ】

本格的な梅雨(ばいう)に入る前の悪天。普通5月中に数日間天気のぐずつくことをいう。→送り梅雨

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デジタル大辞泉 「走り梅雨」の意味・読み・例文・類語

はしり‐づゆ【走り梅雨】

梅雨に先立って、ぐずつく天候。梅雨の前触れ 夏》
[類語]梅雨梅雨ばいう五月雨空梅雨菜種梅雨戻り梅雨返り梅雨

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世界大百科事典内の走り梅雨の言及

【日本列島】より

… 麦秋麦が実り熟して取り入れる初夏のころ,または旧暦4月の異称。 走り梅雨本格的な梅雨に入る前の5月下旬ごろに数日間続くぐずつき模様の天気のことで,〈梅雨の前ぶれ〉などともいう。 入梅梅雨の季節に入ることをいうが,梅雨の季節全体を指すこともある。…

【梅雨】より

…卯の花(ウツギの花)を腐らすの意味。 走り梅雨5月25日前後に東日本においてぐずついた梅雨状の気圧配置になり,天気が悪い日が続くこと。 入梅(にゆうばい)梅雨入りともいう。…

※「走り梅雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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