赤芽(読み)あかめ

精選版 日本国語大辞典 「赤芽」の意味・読み・例文・類語

あか‐め【赤芽】

〘名〙
植物赤色を帯びた新芽
サトイモ栽培品種早生種で、葉柄は緑紫色を帯び、親芋、子芋ともに大形甘味に富み、収量も多く、広く栽培されている。芽が赤いので、この名がある。あかめいも。
多聞院日記‐元亀二年(1571)六月二一日「あかめ二升ヲ買遣之
③ 植物「ねじき(木)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
④ 植物「かなめもち(要黐)」の異名。
⑤ 植物「あかめがしわ(赤芽柏)」の異名。
⑥ 植物「あかがし(赤樫)」の異名。
⑦ 植物「あかね(茜)」の異名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「赤芽」の意味・読み・例文・類語

あか‐め【赤芽】

植物の赤みを帯びた新芽。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「赤芽」の解説

赤芽 (アカメ)

植物。トウダイグサ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物アカメガシワ別称

赤芽 (アカメ)

植物。ツツジ科の落葉小高木,園芸植物,薬用植物。ネジキの別称

赤芽 (アカメ)

植物。バラ科の常緑小高木,園芸植物。カナメモチの別称

赤芽 (アカメ)

植物。ブナ科の常緑高木,園芸植物。アカガシの別称

赤芽 (アカメ)

植物。アカネ科のつる性多年草。アカネの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の赤芽の言及

【サトイモ(里芋)】より

… サトイモの品種はきわめて多い。日本で栽培の多い品種は,赤芽,土垂(どたれ)(イラスト),石川早生,唐芋(とうのいも),八頭(やつがしら)(イラスト)など。品種はいものつき方などから数型に分類されている。…

※「赤芽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android